ホーム > ミシンの森 > アックスヤマザキ通信

ミシンの森

アックスヤマザキ通信

2014/11/28

ミシンの梱包方法【運送時】

こんばんは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

さて、早速ですが本日のお題は【ミシンの梱包方法】です。
当社ではミシンの修理も受け付けておりますので、

「ミシンを修理に送りたいのですが。。。どうしたらいいでしょうか?」

というお電話をいただきます。
というわけで本日はミシンの梱包方法についてです。


ミシン修理で当社修理工場へ送って頂く際の注意は
先ずお買い上げ頂いた際に梱包されていた梱包箱をお持ちの場合は、
そちらにミシンを梱包してお送りください。ミシンにとって一番いい状態ですね!

箱はもうなくなってしまった、壊れてしまったという方は
お近くのスーパーやコンビニで段ボール箱が貰えると思いますので、
手頃なサイズの梱包箱をご用意いただき、丸めた新聞紙等を敷きつめた状態でミシンを入れ、
すきまなく新聞紙をつめてください。
底にも新聞紙を敷き詰めておくことで、運送時の振動からミシンを守る事が出来ます。

ミシン本体と梱包箱に隙間があると、輸送途中にミシン本体がガタガタ揺れて、
糸掛けや補助箱の脚、糸巻きなどが破損する恐れがありますので、
ミシンのまわりにしっかりと詰め物をしてください。

※運送途中に上部に荷物積み上げられ梱包箱に大きな圧力がかかり、ミシン本体の部品破損につながる恐れもありますので、梱包については、必ずミシン本体に負担のかからない状態でお送りください。


時々引越しの途中でミシンが壊れてしまった、という修理問合せもあります。
ミシンを送る時は本体に負担がかからないよう注意してくださいね。

工場へ送られてくる修理ミシンの中ではビニール袋でくるまれただけのものプチプチで何重にも巻かれたもの等々。。。
色々ありますが、ビニールだけだとミシンに直接衝撃が伝わり危険です。
プチプチは、衝撃からは守ってくれますが不安定な状態にもなりますし、
一般家庭では大量のプチプチ包装はお金がもったいないかと思います。
環境にもあまり良くないですしね。

やはり、ミシンはしっかりした箱に入れていただくのが一番ですね!
いざという時の為に、ご購入時の梱包箱は保管していただくことをおススメします。
そして、修理にお送りいただく際は一度お電話でご相談をお願いします。

修理のお問い合わせから、お電話口で原因が解決できることもたくさんありますので
「調子がおかしいかな?」と感じたらまずはお電話またはメールにてお問い合わせください。

修理に送らずに解決できるのが一番ですね!
ではでは本日はこれにて。

2014/11/21

ミシンのメンテナンス 【油の差し方】

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日は【油の差し方】についてのお話です。
何度かミシンの釜のお手入れについてはご紹介しましたが、
時々お電話のお問い合わせで、

「ミシンの釜の油はどうさしたらいいですか?」

というご質問を戴きます。
ミシンを購入すると付属でついている「ミシン用油」
どの様に使うのが正しいのか。
使用するタイミングや量が解らないと不安ですよね。

ミシンの油は、釜の部品の動きを良くする為に差していただきます。

ある程度ミシンを使用戴くと、ミシンの釜の中には綿埃等がたまってきますので、
一度釜を取り出し、ホコリや古い油をふき取るようにお掃除をしていただきます。
その後、釜の中にほんの1滴、釜の溝の部分に差して戴くと良いのですが、
差した後にも注意してください。

油を差した部分は、ミシンの上糸が釜の中を通り抜ける部分です。

つまり、油を差す=ミシン糸に油が付いてくる可能性がでます。
釜の中が綺麗な状態であれば、ミシン油自体は洗濯すると簡単に取れますので
そんなに気にしていただかなくても大丈夫です。


しかし、油は釜の中の汚れを浮かせる役目もするため、
釜の中に汚れが残っていると縫い上がった糸が黒くなってしまう事もしばしば。。。



「という事は、釜の油はささない方がいいのでしょうか?」

という疑問が出てくるのですが

油は釜の汚れを浮かす」役目もしますので=釜の中は綺麗になります。

釜のホコリを取り除いて綺麗にふき取って、それでも残っている汚れが油を差すことによって浮いてきます。
そこで試し縫いを行うと釜の中に油が回って、釜の中がより綺麗になります。
ただ汚れを吸い取った糸が黒くなってしまう為、いきなり本縫いをするのは絶対に避けてください。

しばらく縫って糸が黒くならないところまで試し縫いをする
試し縫いをした後に、もう一度釜の中の余分な油をふき取ってしまうことをお勧めします。



また、古いミシンの場合、ミシン上部にも油差しをする個所が有ったかと思いますが、
しかし、最近のミシンの場合は中に電子部品等も組み込まれている為、
個人の方で油を差していただく場所は機種により異なります。

電子機器の故障にもつながりますので、必ずミシンの説明書に従って油を差してください。



最後に、ミシンには必ず「ミシン用油」をご利用ください。
別の種類の油を使用されますと、ミシンの動きが硬くなってしまいますのでご注意ください。


以上、よくあるお問い合わせ「油の差し方」についてでした。
ミシンをお使い戴く上で疑問等ありましたら
お気軽にお問い合わせくださいませ!
お待ちしております。



ミシンの修理はこちらまで。

2014/11/14

ミシンを寒さから守ろう。

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今年もついに、厳しい寒さの日々がやってきました。
実は、ミシンにとって寒いところは良い環境ではありません。
ご存知でしたでしょうか?

機械に寒いも何も・・・と思われるかもしれませんが、
ミシンの中には動きを良くする為に油、グリスが使われています。

油は寒くなると硬くなりますよね。
つまり、寒いとミシンの動きも悪くなってしまいます。

寒い日に、押入れからミシンを取り出し動かしてみると「なんだか音が大きくなってる?」
と感じられるかもしれません。

ミシンの中のグリスが硬くなり、ミシンの動きも悪くなってしまっている状態です。

寒い日は、ミシンを少し暖かい部屋に出していただき、室温になじんでから動かしていただくと
比較的スムーズに動きやすいかと思います。

また、ミシンには湿気が大敵です。

急に暖かい部屋に出すと、温度差でミシン内にわずかに水滴が出来てしまう場合も有ります。

水滴が付着していると、糸調子を取る為の「糸調子皿」が開かなくなってしまう事も有ります。

久々にミシンを取り出し、糸をかけて縫うと、絡まってしまった!
という症状にもつながりますので、
上糸をかける時は、いつもよりしっかりとミシンの奥に糸が入るように、キュッと糸をかけてあげてください。

それでは、また。

2014/11/07

ミシンの釜のお手入れ

こんばんは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

本日のお話は、【釜のお手入れ】です。

今回は【垂直半回転(すいちょくはんかいてん)】タイプのミシンの釜をピックアップさせていただきます。
垂直半回転

この様なタイプですね。↑
昔ながらのボビンケースを縦にカチッとはめて使用するタイプです。

このタイプは簡単に分解して中のお手入れができるのですが、
皆さまミシンのお手入れってされてますでしょうか?

時々お電話で糸調子が合わないという内容から
釜の中のお手入れをご案内させていただく事もあるのですが。。。

「ここは、自分で分解してもいいのでしょうか?」

という方もおられます。。。

釜は糸が通って行くとても大切なところです。
布を縫う事で、綿埃等が発生しますので定期的にお手入れしていただいた方が良いところです!
お手入れを怠って、使う一方でいると。。。



縦釜タイプビフォー

この様な状態になってしまいます。
これは修理でお預かりさせていただいたミシンの釜です。
布を縫った時に発生する綿埃と、ミシンの釜の油が混ざってベトベトしています。
更には、糸を噛みこんだのか、糸くずまで残っています。

釜の中は細い糸が通り抜けるところです。

上と下の糸が絡み合い、糸調子を取り縫い目になります。
非常に細い隙間を糸が通って行くのでホコリや糸くずがあると糸調子が悪くなってしまうばかりか、絡まってしまい縫えなくなってしまう事もあります。

それでは!早速お手入れをしていきましょう!
先ずは、目に見えているゴミをピンセットで取り除き。。。


磨きます!

釜にくっ付いてる汚れをふき取ります!
いらなくなったタオルやハンカチ、ガーゼ等で大丈夫です。


ホコリが。。。

釜の中でくっ付いていたホコリや汚れがとれましたね!
指では届かないような溝の奥、角の部分もマイナスドライバーの先などでしっかり擦り落してください。

釜の中では、目に見えない程度の汚れでも糸調子に影響が出ます。

見た目には埃が無くても、時々お掃除をしていただく事をお勧めします!
そして角の部分には、細かい埃と油がこびりついている事があります。
布で擦るだけではとれない場合がありますので、針の先やつまようじの先等を使って、汚れを掻きだす様にお掃除をしてください。



ホコリホコリ。

こんなにたくさん入っていました。
これだけのホコリがあれば、綺麗に縫えないのも納得です。


綺麗になりました!

釜の中は、綺麗にふき取ってホコリが無くなりました!
糸の流れもスムーズです!

せっかく買ったミシンは長く大切に使いたいですね。
昔からミシンをお使いの方は、お手入れと注油が当たり前。という方の方が多いのですが、
時々、ミシンを使うばかりでお手入れを全くされていない方がたまにおられます。。。
時々で結構ですので、ミシンのお手入れをしてあげてくださいね!

釜の取り外し方やはめ方等、解らない事がありましたらお気軽にフリーダイヤルまでお問い合わせください。

それでは、また。

2014/10/30

ミシンが動かない?故障かな?と思った時は

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日お伝えしたい事はとっても簡単!でも、意外と見落としがちのワンポイントです。


お電話で時々あるお問い合わせなのですが、
「ミシンが急に動かなくなってしまいました!さっきまでは縫えていたんですけど」

というとても焦ったお電話。
ミシンを縫っていて、さぁ続きを縫おう!

・・・と思ったら、動かない!?

皆様はそのような経験ありますでしょうか?


もちろん、急ぎで仕上げないといけない縫物だととても焦りますし。
買ったばかりのミシンだととてもショックですよね。


こんなとき、原因はわかりますでしょうか?
実は、ミシンを使っている方ならよ~く考えていただくとすぐに解る原因なのです!!








そんな事になった事無いわ。
という方も、今後の参考に一緒に考えて見てくださいね。




右手のはずみ車は回ります。





ミシンの電気も付いています。





モーターの回る音も微かに聞こえてるのですが。。。。









さて、そんな時の原因は。。。ズバリ!下糸巻き軸!です!



「下糸巻き軸?お釜の所ですか?」と言われる方もおられますが、いえいえ、違います。



下糸を巻く時に使っていただく



ミシン本体


ここです!

本体の右上にある銀色の軸ですね。




下糸巻き軸が回る


ミシンをスタートしていただくと"ブーン"という音と一緒に軸が回ります。



下糸巻き軸が右


軸が右に寄っていると、下糸を巻く状態になります。
最近のミシンでは、針は安全装置が働き下糸を巻いている間は動かない設計になっている
事がほとんどなのです。


下糸巻き軸を左へ


下糸巻き軸を、左へパチンとずらしていただくだけで問題無く縫えるようになります!
また、軸が左に寄りきっていない場合も針が動かなくなってしまいますので
下糸巻き軸が回っていない場合は「右に寄せる⇒軸が回る⇒左に寄せる⇒針が動く」
この動作を一度ご確認ください。



簡単な答えでがっかりされた方もおられると思いますが
急にミシンが動かない!となると、皆様びっくりされてお電話いただく事が多いのです。

頭の片隅に入れておいて戴ければ、焦る事がなく落ち着いて対処できるというワンポイントでした!
それでは、また。

2014/10/24

上下の糸調子の合わせ方

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。


さて、今回の「こんなとき・・・」は、上下の糸調子についてです。

布と糸の種類によって糸調子が微妙に変わります。
最近では自動糸調子機能のミシンもありますが、
自動糸調子だからといって、完全に自動で糸調整を行ってくれるミシンはほんのわずかです。
厳密な糸調整ですと個人の好みありますし、縫われるものによっても出し方が変わってきます。


今日は、糸調子の簡単な合わせ方をご案内させていただきます。
熟練の方はおさらい程度にお付き合いいただければ幸いです。

簡単な布に対する糸調子の合わせ方
1. 布が厚い
2. 布が固い
3. 繊維の密度(針を刺してみると刺さりにくいなど)
4. 革やビニールなど


このような布の場合はそのまま縫ってしまうと、布裏に糸がゆるんでいるように見えるのではないでしょうか?
糸をきちんと引き上げ切れていない事が原因です。
上糸調子を極端に「強く」してみてください。
布の裏の緩んだ糸がなくなることがあります。
それから糸調子のつり合いによって、徐々に弱くすると合う糸調子がみつかると思います。
一度試してみてください。

5. 布が薄い
6. 布が柔らかい
7. 網のような布
8. 腰のない布


このような布は縫い始めから、布がくしゃくしゃに縮んでしまったり、布が進まなくなる場合があります。
また、布を噛み込みやすい為、縫い始めから縫えなくなることが多くあります。
縫い始めの糸を少し長めに引き出しておき、
糸を後ろに引きながらスタートボタンを押して
ください。

上下の糸を持っていただく事で、布の噛み込みを防ぐ事が出来ます。
少し縫いだせば進んでいくはずです。一度試みてください。

また、「布の表も裏も糸が真っ直ぐで縫い目になっていない」と感じられる場合もあると思います。

糸調子は合っているのですが、布が薄いと糸の太さが勝ってしまい、通常の縫い目の様には見えない状態になります。
細い糸と針に変えていただく事で、布と糸のバランスが合うとより縫い目が整いやすくなります。

ミシンの説明書にも簡単な糸調子の表は記載がありますが、

世間には無数の糸・布が販売されています。
それぞれの組み合わせ方で糸調子も異なってきますので、たくさん縫っていただき、
布と糸と糸調子のバランスを色々と経験していただくと糸調子の合わせ方もスムーズに解るようになってくると思います。

糸調子が合わずにトラブルが続く場合はミシン本体の調子が悪い場合もありますので、
お気軽にサービスセンターへお電話ください。

2014/10/17

学校への出張ミシン修理

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日は、技術部担当者より出張修理時のお話を聞かせてもらいましたので
ご紹介したいと思います。

当社では通常、出張修理はお受けしておりませんが、当社の近くの学校より、かなりの台数をまとめて修理のご依頼を戴いた為今回は特例での出張修理を行うこととなりました。


                       ・・・・・・・・・・・


学校に到着し、修理するミシンを確認。

学校で使用していただいているのは直線専用ミシンでした。
早速修理へ取りかかります。


針板の針穴周辺に無数の穴や傷がありました。
これは縫っている最中に布を引っぱったりし、針も一緒に曲げてしまい、針が針板に当たって出来た傷です。
中には針穴より5mmぐらい離れたところに傷がある物もあります。これは~針が折れて飛び散った可能性があります。怖いですね。
布の進みが悪いと無理に布を引っ張ってしまいがちですが、針が曲がって部品が傷ついてしまうと糸絡み等のトラブルにもつながります!

布の送りが悪いときは、縫い目を粗くし、手はあくまでも補助として布送りをサポートしてあげてください。絶対に布を引っ張らないでくださいね。


                      ・・・・・・・・・・・


次にボビンケースを確認しました。
修理ミシンに入っていたボビ ンケースは所々に傷がありました。
ボビンケースの周りの外周部分に傷ができると糸が傷に引っ掛かってしまい縫えなくなります。


傷ついたボビンケース



このボビンケースも新品か修復できそうなものは修復し、次にミシンに装着されている針の確認を行います。

確認した針は・・・サビついています。これでは布にうまく刺さりません。



サビついた針



いよいよ、カバーを開き構造自体でおかしな部分がないかチェックを行います。
針のタイミング等々を確認しましたがどこにもおかしな所はありません。
油切れやグリスが凝固していて動作が悪くなっているだけでした。
なかには糸調子が効かないミシンがありましたが原因は糸調子皿の間にホコリ等が溜まり、皿が開いたままになって起こっていました。
糸調子皿は上糸の調節を取る部分です、糸1本に対し抵抗を加えますので、小さなホコリがはいっているだけでも糸調子が正しくかからない原因になります。

ミシンを保管される際は中にホコリがたまらない様、カバーをかけて保管していただく事をお勧めします。

                      ・・・・・・・・・・・


今回修理を行ったミシンのほとんどが油切れやグリスが凝固、ボビンケースの傷など日ごろのメンテナンスで十分カバーできる部分でした。
メンテナンスをおろそかにしてしまうと、ミシンの故障につながっていくわけですね。

普段し慣れない機械のお手入れは、なかなか自分一人ではできないという方もおられるかと思いますが、日々のメンテナンスで快適にミシンを使うことが出来ますので是非チャレンジしてみてください。
お手入れ方法が解らない方は、お気軽にお電話にてお問い合わせくださいませ。


では今日ここまで、またお会いしましょう。

ミシンの修理はこちらまで!

2014/10/10

ミシンで真っ直ぐに縫うコツ

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日は技術部の開発担当よりミシンで真っ直ぐに縫うワンポイントのお話です。


ミシンの講習会などにお邪魔したとき、
「真っ直ぐに縫うのが苦手(縫い曲がってしまう)」と仰る方が多く
その都度、アドバイスを差し上げて喜んでいただくことが多いそうです。
今回はそのアドバイスの内容を書いてみたいと思います。


なぜ曲がるのか?

それは心が真っ直ぐでないから...というのは冗談で、
ミシンに不具合が生じていない場合、以下のような原因があります。

その1:ミシンに真っ直ぐ対峙していない
ミシンの前に座るとき、針の真正面に座っていますでしょうか?
ミシンの針はミシン全体の形の中で左寄りに配置されているので
ついミシン全体の中央に身体の中心を置いてしまい
針や押えを左斜めに見てしまっている状態になって縫い曲がりが生じているケースがあります。

そんな簡単なことで?と驚かれるかもしれませんが
意外と針の真正面に座るように気を付けるだけで縫い曲がりが直ってしまうことが多いのです。

その2:針を集中して見てしまう
これは心理的な要素も絡んでくるのですが
目標とする縫いあがりラインから外れないようにと
意識ばかりがあせって、針から目を離さないでいると
縫い曲がったりラインから外れてしまうことが多いようです。
実際には曲がってしまっているときは生地が針のところに行ってからでは遅いので
むしろ、押え金の手前の部分を見ながら補正していくと上手く仕上がります。

このとき、「押え金のこの辺りは針から何ミリ」といったことを頭に叩き込んでおけば
ステッチガイドなどが無くても縫い代端からの距離を目測できるようになります。
sisen.jpg

その3:生地を押え過ぎている
縫い曲がりが生じてしまう方に共通しているのは
生地を押える手に力が入りすぎているということです。
ミシンはとりあえずは勝手に生地を送ってくれるようになっています。
そのミシンの送りを阻害するほど生地を手で押さえつけてしまっている方が多々見受けられます。
たしかに布送りが困難な厚地の段縫いなどでは手の力が必要となることもありますが
通常は軽く手を添えて進路が乱れないようにするだけです。

こういった感覚を身に付けるためには簡単な練習をしてみるのが良いかと思います。
別にミシンに糸を掛けなくても端切れや古新聞で結構ですから実際にミシンで練習して
ご自分のミシンの送りのクセや押え金の大きさの目安などを理解するように努めてみてください。
ミシンに愛着も湧いて、ソーイングがより楽しくなりますよ。
IMG_4053.jpg

2014/10/03

糸が絡まってしまった時の対応

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日のワンポイントは、糸や布が噛みこんでしまった時の対処方法です。

ニット布や薄い裏地など、縫い始めに針の穴に糸が布ごとカマ部分に噛み込み、布を取り出すことができなくなってしまったことはありませんか?

こんなときははずみ車を回しても、針が上がらず糸だけを切ることもできなくなってしまいます。

結局、布にはさみやカッターで穴を開けてしまうことになることもあると思います。
このようにならないように、針が薄い布を針穴に押し込んでしまうことの無いようにするコツがあります。


********************************

 縫い始める前に上下糸をそろえて押えの後ろ側に糸をつまんで引き出せる長さ(10cm程)にしておきます。
縫い始める布を針下に置き、押えを下し、針を刺します。
押えの後ろ側の引き出しておいた上下糸を引っ張りながら縫い始めます。

********************************

このように、布を引っ張るのではなく、「糸」を引っ張ると、
針が曲がったり引っ張りすぎて布が伸びたりするのを防ぐことができます。
一度試してみてください。


もしも、絡んでしまったときは・・・・・・・・ハズミ車を回しても針が上がらないときにはボビンケースの周りに絡んでいる糸を切ってください。
ほとんどはこれで外れます。
※絶対に無理やりはずみ車を回そうとはしないでください(故障につながります)

もし、ボビンケースの周りの糸を切っても外れない場合は・・・・・


押えを上げます。
針止めネジをゆるめます。
ハズミ車を少しずつ逆回転・正回転へと繰り返し回すと絡んでいる糸がゆるんできます。
絶対に無理には回さないでください。
ゆるんできたら布を少し持ち上げながらハサミを布と針板の隙間に差し込み糸を切ります。

また、針穴に布が食い込んでしまっている場合には、
布と針板の隙間でハサミを入れると布に穴があいてしまうため、布を持ち上げながら針板のネジを外し、針と布・針板をまとめてミシンからはずし、針板の裏側の糸を切ると布が外れます。
このときに針が付いているのでけがをしないように気を付けてください。

糸絡み等は落ち着いて、ひとつずつ外していく事が大切です。

あせらずにゆっくり作業してくださいね。

ご自身で解決できない時は、お気軽にフリーダイヤルまでお問い合わせください。

 

それではまた。

 

 

ミシンの修理はこちらまで!

2014/09/24

ミシンの上糸と下糸の合わせ方

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

お電話で糸調子の合わせ方や糸絡みのトラブルのご案内を
させていただく事が良くあるのですが、時々上糸と下糸の目の出方を勘違いされている方がおられます。

糸調子はミシンの縫い目の仕組みを理解していただく事でとても合わせ方が簡単になると思います、
今日は解りやすく写真を見ながらお話したいと思います。

夏の暑さも和らぎ、これからミシンを使われる方も多いと思います。
ベテランの皆さまは、おさらい程度に流し読みしていただければと思います。


ミシンの糸調子の話は過去にも何度か取り上げてきました。
上糸と下糸の引き合う強さを合わせてあげると、布の表も裏もきちんとした縫い目になりますね。

普通の縫い目

この様な状態ですね。
(写真の縫い目は、厳密に言うと少し上糸調子を強くした方がいい状態ではあります。)




では、問題です

お電話のお問い合わせでも多い内容なのですが

布の表側

布の表側はとりあえず縫えている状態です。
(でも少し緩いような気もします)


布の裏側

布の裏側はブカブカに糸がたるんでいる状態です。


さて、『こんな時、糸調子はどうしたらいいでしょうか?』



1番 とりあえず上糸調子を強くする!


2番 もちろん上糸調子を弱くする。











さて。。。






考えは纏まりましたでしょうか?




実は。。。ついつい2番と答えてしまう人が多いこの状況。


正解は。。。
1番ですっ!!!




布の裏側でゆるんでいる、

下糸がゆるい状態。

上糸もバランスをとって弱くした方が良い?
。。。と思ってしまう方が多いのですが。


実は布の裏側で弛んでいるのは、下糸ではなく上糸です!
上糸がたるみすぎていて、布の裏側で残ってしまっている状態なので上糸調子は強くしてあげます。



文章だと分かりにくいので、上糸を赤い色に変えて縫ってみましょう!

赤い糸に交換



下糸はさき程と同じ青い糸を使っています。
糸調子もさき程と同じです。


布の表側 赤

布の表側は先ほどと同じ。
少しゆるいですが縫い目になっている状態ですね。

では、布の裏側を見てみましょう。



布の裏側 赤

布の裏側でブカブカ緩んでいるのは。。。

赤色の上糸でした!

下糸ではなかったのがお解りいただけたでしょうか!?


ここから上糸調子を少し強めてあげれば。。。

普通どおり

普通に縫えるようになりました。


「布の裏側は下糸」と思い込んでしまうと、
裏側で糸がゆるんでいると、糸調子を逆に緩めてしまいさらに症状が悪化してしまいます。
上糸が一度釜の中を通ってから上にあがっていくという事を覚えていただけると、布の下で上糸が残っている状態を把握できると思います。

糸調子が合わない原因はミシンの状態によっても異なります。

ご自身で合わない時は深く悩まずに、お気軽にフリーダイヤルへお問い合わせくださいませ。

それでは、また。

ミシンの修理はこちらまで!

PAGE TOP