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ミシンの森

アックスヤマザキ通信

2014/09/17

ミシンという名前

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

近頃少し堅苦しい内容が多く続きましたので、
本日は簡単な豆知識のお話です。

早速ですが、「ミシン」と私たちは呼んでいますが、この「ミシン」という呼び方は、日本だけの様です。

英語では「sewing machine(ソーイング マシン)」といいます。
直訳すると「縫製機械」となります。

ミシン?、ソーイングマシン?

同じ文字だけですと、合っているのは「シン」だけですね。
それ以外は共通性がありません。

では、何故ミシンと呼ばれるようになったのか。
それは日本にミシンが渡ったとき、
翻訳の方が聞き間違ってしまったのかはわかりませんが、「machin(マシン)」を「ミシン」と聞こえてミシンと言われるようになったようです。

その他にドイツ語を聞き間違えてしまい~と言う説もあります。
ちなみにドイツ語ではミシンを「menschen(メンチェン)」といいます。

???う~ん???どちらが正しいのでしょうか?
でも、正解はこの他にあるのかもしれませんね。

では、本日はここまでです。

2014/09/15

水平釜の釜ズレ(故障)について

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

本日はミシンの修理より【水平釜(すいへいかま)の釜ズレ】をご紹介したいと思います。


水平釜のミシンで無理な使い方をしてしまうとミシンの故障につながってしまう場合がありますので、是非ご確認ください。


先ずは修理で届いた故障しているミシンの釜を見てください。

釜ズレ

黒い「ボビンケース」と手前にある「銀色の四角い金具(回転止め)」の位置を見てください。
この写真では、既に位置がずれてしまっている状態です。

回転どめを乗りこしてる

通常はこのボビンケースの小さな突起が、金具(回転止め)に当たり、それ以上回転しないようになっています。
この金具とボビンケースの隙間を上糸が通り抜けていくのですが、
糸の掛け間違いや無理な縫い方をしてしまうと、
布の裏側で「糸が絡まった状態」になってしまいます。

その場合、ボビンケースの周りにも糸がたくさん絡みついています。
糸の絡みに気付かず、そのままミシンで縫い続けたり
無理やり糸を引っ張って布を取り出そうとすると。。。

絡まった糸に引っ張られ、「ボビンケース」が「回転止めの金具」を乗り越えてしまいます。


正しい位置です

この「黒い小さな突起」が「金具(回転止め)」に当たっているのが正しい状態です。
金具(回転止め)に大きな変形や破損が無い場合はボビンケースの位置を正しく設置し直すと元通りになったかに見えます。
ただ、金具を乗り越えるほどボビンケースが引っ張られているという事は、
ボビンケースには絡まった糸で締めつけられた傷跡(糸溝)が出来ていたり、
金具を乗り越えた時の傷跡が残っていることがあります。

ボビンケースにも傷が

ボビンケースが傷付いた状態で縫うと、傷に糸が引っ掛かり絡まってしまいます。
傷はヤスリ等で磨いて取り除きます。


正しい状態になりました

「回転止めの金具」もバネの部分が歪んでいたので、新しいものに交換しました。
これで元通り正常な状態です。



縫っていると突然糸が絡まり、そのあと縫えなくなってしまう。

「こんなに簡単に縫えなくなってしまうの?」

と仰る方もおられますが、ボビンケースが回転止めの金具を乗り越えるには大きな負担がかかっている時です。
「ミシンの様子がおかしいな」と思ったら、ミシンをすぐに止めてください。
絡まった糸は無理やり引っ張らず、1本ずつ切って外してください。
この2点に気をつけていただければ大丈夫です!

水平釜の釜ズレは以前も取り上げていますので過去の記事もよろしければ参照してください。

それでは、また。

ミシンの修理はこちらまで。

2014/09/12

水平釜のボビン(金属ボビンの使用について)

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。


先日、ミシンの部品についてご紹介させていただきましたので、
本日は少し深堀して「水平釜のボビン」についてのお話です。
【水平釜(すいへいがま)】というと下の写真の様に
上からボビンを入れるタイプですね。
水平釜

最近の家庭用ミシンではこのタイプが多いですね。
音が静かで、下糸のセットが簡単なところが利点です。


さて、水平釜のボビンとひとくくりにしても色々な種類があります。
手芸店さん等でも各メーカーから色々なサイズのボビンが販売されていますので、どの種類を使ったらいいのか解らなくなってしまいますよね。

サイズの違いも微妙ですので、お店の人に確認しても解らない場合は必ずメーカー元へお電話等で問い合わせる事をお勧めします。
時々、家に有った古いボビンをそのまま使って
糸調子が合わなく、ミシンを修理に送られてくる方もいます。


そこで、今日は少し詳しく解説をしながら、間違った事例を紹介したいと思います。


修理で届いた水平釜のミシンの中に、金属製のボビンが入っているものがありました!

水平釜

確かに、サイズはぴったりと合っているのですが。。。。


実はこのタイプの水平釜には金属製のボビンは使えないのです。

何故かといいますと、釜の仕組みが関係しています。

ボビンケース

これはミシンから取り出した【ボビンケース】です。
周りの黒い部分は樹脂、底の部分は金属でできています。



底にマグネット

そして、ボビンケースが入っていた釜の部分です。
(掃除する前なのでホコリが多いですね)
この真ん中にあるドーナツ型の黒いもの。。。




実はこれは、磁石なんです!



ボビンケースを入れると底の金属面が、磁石の力で引っ張られるようになっています。

磁石の力で引っ張る

縫っている時にボビンケースを安定させる役割をしています。
縫う時はボビンケースと、磁石の間を糸が通って行きます。

ガタガタという音が出ないように磁石の力でボビンケースを下から引っ張っているんですね。
磁石の力を使っているので、糸が通る時も邪魔にはならない仕組みです。


つまり。。。。
このミシンに金属のボビンを入れてしまうと、

金属ボビンも磁石の力で引っ張られてしまうのです!
そして、糸調子が上手くとれず、綺麗に縫えなくなってしまいます。


一見では解らないですが、こういった理由も有り樹脂製のボビンが使われていますので、付属以外のボビンを使用される際は使用できるボビンのサイズや種類をメーカーにご確認お願いします。

(※水平釜のすべてがマグネット式という訳ではありません)

今日は少し詳しく、水平釜の構造についてのお話でした。

それでは、また。

ミシンの修理はこちらまで

2014/09/10

ミシンの補充部品について

こんばんは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。



さて、本日は、

ミシン上級者の方々には当たり前の話かもしれないのですが。。。

意外にお電話でのお問い合わせが多い オプション部品 のお話です。


ミシンをご購入いただくと、最初に電源コードや、ボビン等、色々な部品がついてますね。
ハードケースや、フットコントローラー等の豪華なオプションが付いてるセットの場合もあります。

そこで、お問い合わせで良く戴くご内容が
「電源コードを無くしてしまったのですが、別売りの部品は取り扱われていますか?」

というお問い合わせです。



もちろん、補充部品は別売りで対応していますのでご安心ください。


ボビンや針などの消耗品や、ミシンの糸縦棒やボビンケースなどの専用部品。

縁かがり押えやファスナー押え、コンシールファスナー押えetc。。。。


さらに当社の場合は製造メーカーですので
自社のミシンは針止めのネジや針板のネジ。。。等
細かい部品も保有しておりますのでご安心くださいませ。


さて、その他手芸品店さんでも色々な部品が売られていますが

「市販されている部品は使えますか?」というお問い合わせもよくいただきます。

まず、手芸店さん等で扱われている部品は大きく分けて2種類です。

・各ブランドの純正部品
・家庭用ミシンの共通部品


まずブランドの純正部品では、各ブランドごと専用の部品です。
他のブランドのミシンでは上手く取り付けができない事が多いですのでご注意ください。

家庭用ミシン共通部品では、色々なメーカーのミシンでも取り付ける事が可能になっています。
押え金の場合は共通性を持たせるために、ワンタッチではなくネジでの取り付け式になっている場合が多いです。

【針】
これは家庭用ミシン用でしたら、どのメーカーのものでも共通です。
お店によっては職業用ミシンの「丸針」などが売られている場合もありますが、
家庭用ミシンでは使用できませんのでご注意ください。

【ボビン】
ボビンは様々な種類がありますので、皆さまご購入に悩んでお問い合わせいただく事が多いですね。

まず「プラスチック製」「金属製」があります。
サイズが同じでも重さが少し異なる点と、ミシンによっては【金属製のボビン】が使用できない場合も有りますのでご注意ください。

「垂直半回転釜」「全回転釜」の場合は、どのメーカーのものでもサイズは共通です。
釜の種類に合うタイプでお選びいただければ大丈夫です。

「水平釜」の場合はメーカーごとに色々なサイズがあります。
必ずサイズを確認してご購入下さい。

ボビンのサイズが違うもので使用してしまうと、
糸調子がとれなかったり、縫い目が汚かったり、糸が絡まってしまったり
という状態になってしまいます。必ずミシンに合うサイズをご確認くださいませ。


長くなってしまいましたが、手芸店などで共通部品等お求めもできますし
直接メーカーからご購入いただくこともできますので、
部品でお困りの事がありましたら
お気軽に電話でお問い合わせをおねがいします!



「部品をなくしてしまったっきり、ミシンを使わなくなってしまった。。。」

お家にあるミシンが眠っていたら是非、愛用してあげて下さいね。

ではでは、近々またボビンに関する話を掘り下げてみようと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。

2014/09/08

織糸の硬い生地について

こんばんは
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です!


本日は、少し詳しく糸調子のお話をしたいと思います。

ミシンは上糸と下糸が絡んで縫い目を作ります。
上下の糸の強さを生地や糸の種類に合わせて調節することが必要です。
上糸と下糸の引っ張り合う強さをつり合わせると、布の中に上糸と下糸の絡み目が隠れるので上から見ても下から見ても綺麗な縫い目に見えます。

糸調子

フリーハンドで描いたので汚い絵で申し訳ないですが、この様な状態ですね!
どのメーカーのミシンでも、説明書にはこの様な「糸調子の説明」が載っていると思います。


さて、ここまでは糸調子の基本です!


今日はここからが本題です



布の種類によって、糸調子の合わせ方が変わる。。。と上記に書きましたが、理由は解りますでしょうか?


ミシンの上糸は布に一度刺さってから、釜の中を通って下糸をすくい、布の上に引き上げられます。

つまり、布の中を糸が通り抜けるときの抵抗が布の種類によって変わります。



その代表的なものとして、【合皮・ビニールコーティング生地】などがあげられます。

繊維状になっている布とは異なり、
合皮や、ビニールコーティング生地には繊維の穴が開いていない状態から縫い始めます。
針が刺さって出来た穴の中を糸が通って行くのです!

つまり、普通の生地より糸が通り抜けるときの抵抗が強くなるんですね。
その為上糸調子を通常よりも強くする必要があります。


布の上にひっぱり上げきれなかった糸が、布の裏側に溜まり絡まってしまうからです。



実は、この様な状態が見た目は普通の布なのに起きてしまう事があります!





それは【織糸が堅い】生地




下の写真の生地です。


織糸が堅い

何故か汚い縫い目ですよね。
実は、「糸調子が合わない」との理由で修理にお預かりしたミシンに
サンプルでつけていただいた生地なんですが。。。

縫い目はガタガタだし、ところどころ縫いしまりの悪いゆるんだ糸調子になっています。


「どんなに調節しても糸調子が合わない」

という状態だったんですが。。。実は


普通に縫えます

布を変えるだけで サ ク サ ク 縫えてしまいます!





何故、汚い縫い目になってしまうのか?
その原因は【織糸の堅さ】によるものでした!



まず【織糸】とは何でしょうか。。。?
布は糸が何本も縦と横に織られて出来ているのは皆さんご存じですよね。

布の繊維の絵


修理士さんに、図を書いて説明してもらいました!

この様に布を作っている糸のことを【織糸】と言います。
その【織糸】1本1本が堅い糸で出来ている生地があります。
丈夫な種類の生地でキャンパス地やオックス生地等が含まれます。
この様に堅い糸で織られている頑丈な生地は。。。


そう、糸が布を通る時の抵抗が強いのです!


織糸が堅い

実はこの時の糸は、#60(標準の太さ)糸で上糸の強さを一番強くしている状態です。
それでも上糸を引き上げる力が足りず、糸が緩んだようになってしまいます。



ではこの様な場合はどうするのか

解決方法は、糸を標準より細い(#90番)糸にします。

糸の太さが太いほど糸調子は強くします。
#60ではバランスをとれなくても、更に細い#90ならバランスもとれる場合があります。






。。。糸調子は解決したけれども。。。


   縫い目がガタガタしてしまうのは何故でしょうか?



針が布に刺さる時は、布の繊維の目に入っていきやすくなる習性があります。

縫い目の段がずれる

先ほどの写真を拡大してみました。
布の繊維の方向に対してまっすぐに縫ってあげないと

針がすぐ隣の目に落ちてしまい。。。出来上がりの縫い目が ガタガタ に見えてしまいます。



今日のまとめ
【織糸の堅い生地を縫う時の例】

糸は細めの(#90)糸にする
上糸調子は強めに設定する
生地は繊維に対してなるべくまっすぐ縫える様に
針は生地の目に入りやすいように少し細い針(11番)にする
(細くなると針は曲がりやすくなりますのでご注意ください)
という事です。
あくまで、縫い方の例ですので、いろいろな条件で縫い方は変わってきます。
こういった縫いにくい生地もありますので、参考にしていただければ幸いです。


布自体が丈夫なもので、キャラクターのプリント生地等にも使われていますので
カバンを作ったり、小学校のシューズ入れなどを作るのに
使われる方も多いのではないかと思います。


本日はちょっと詳しく糸調子を掘り下げてみました。
長文にお付き合いいただきありがとうございます。

それでは、また。

2014/09/05

ミシンの目飛びと【針】の関係

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

本日も修理でお預かりしたミシンの症状のご紹介ですが、

タイトルにもある通り、今回はミシンの【針】の大切さを皆様に知って頂ければと思い
記してみる事としました!


ミシンを縫っていると「縫い目が飛んでしまう」事があります。

この症状が悪化すると【下糸がすくえなく】なってしまいます。

この状態で、先ずご自宅で試していただける事は【針を新しい針に交換】することです!
意外にも、お電話でお問い合わせをいただくと【針を交換した事が無い】方も結構おられますが、
ミシンにとって針はとても重要なパーツです。

針はとても細いですよね。

この、細い針の先と糸が通るタイミングでミシンは縫い目を作っていきます。

もちろん針に歪みが有ったり、汚れが付着していると綺麗な縫い目は作る事ができません。

ですが、「針の状態」が良好かどうかは見た目で判断するのはとても難しいのです。
針自体も細いパーツですので、僅かな歪みでももちろん縫い目に影響が出ます。

縫い目が綺麗に出ない時は、少し面倒にも感じてしまいますが
一度【針を新しい針に交換】をしてみてください。




さて、ここからも大切なポイントです!
今回のミシンはお電話で症状をお伺いして、「針を交換しても目とびが治らない」
という状態でした。
一旦ミシンを修理にお預かりしたのですが。。。


その原因は意外にもシンプルなものでした。


ミシンの針

これが修理で届いたミシンの針の部分です。
針の周りに目とびに繋がりそうな傷も見当たりません。。。。
針も新しく交換していただいている為、曲がってはいませんでした。。。

修理士さんは一目見て原因が解ったようで、
「原因は簡単だからよーく見てごらん」と言われたのですが。。。




間違い探し


この写真を見て、目とびの原因わかりましたでしょうか!?


残念ながら、私も原因を教えてもらうまで気付く事が出来なかったのですが。。。



針止めのピンです

この赤い矢印の部分!
針止めピンに当たる一番上の部分まで、針がきちんと届いていないのです!!!

針が奥まで入ってない状態だから目とびになってしまってたんですね



これが正解!

これが正しく針が入っている状態です。
針の頭ピンに当たる一番上まで、しっかり針が入っている状態ですね!



説明書にも書いてます

針止めのピンの部分は説明書にもこのように書かれているのですが、
普通に針を差し込んでしまうと【1枚目の写真の様な角度】からではピンと針の位置は目では確認できません。
ピンに当たる手前に針が引っ掛かってしまい、
「奥まで針が入ってる」と思い込んでしまったんですね。


自分の目でしっかりと見て確認することが大切なんですね!
原因が解ると「なんだ、そんな事か」と思ってしまいますが、
何が原因で目とびになるのか。。。それが解らず悩んでも見つからなかった小さな原因でした。
こういった基本的なこと一つ一つがとても大切なんですね。

私もお電話で伺った時に目視確認をしてもらっていれば、
ミシンを梱包戴くお手間も必要がなかったかと思うと
お客様にも余計なお手間を取らせてしまった事に反省です。


段縫いもOK!

針を取付直すと、デニムの段縫いも目とびせずに グングン 縫えました。
針はミシンにとってはとても小さなパーツですが、縫い目に与える影響はとても大きいです!
是非、その事を知っておいて戴ければと思いました。

それでは、また。

ミシンの修理はこちらまで!

2014/09/03

布送りが悪くなってしまう原因。

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。


突然ですが、皆様はご自宅でミシンのお手入れはしていただいていますでしょうか?
実は、私も以前はミシンを使うばかりでお手入れは全くと言っていいほど行っておりませんでした。

ミシンはお手入れしていただく事で、より快適に永くお使いいただく事が出来ます。
今日は修理でお預かりしたミシンの症状の中から、
簡単にご自宅で解決が出来るものをご紹介させていただきます。

届いたミシンの症状は「布を送れない。」

ミシンを取り出してみると、慣れている方には一目でわかる原因がありました。


修理ミシンの。。。


ミシンの針が落ちる鉄板の部分【針板(はりいた)】です。
赤く囲まれている部分を良く見てください。





針板のところに。。。



拡大してみました。
【針板(はりいた)】の下に、うっすら見えるピンク色の綿埃があります。








はずしてみると

【針板】を止めている左右のネジを取り外して、針板を取り外してみると。。。。







綿ぼこりが。。。!!!

綿ぼこりがぎっしり詰まっていました!



取り除きます!


くっきりと「送り歯」の周りに型になる程詰まっています。。。

これほどの埃が詰まってしまうと布送りも悪くなってしまいます。




大量です。


布を縫うと、生地の種類によっては意外にも綿埃が結構出ている場合があります。

【針板】は付属の【針板ドライバー】という専用のドライバーで簡単に取り外すことが出来ます。
釜の中や送り歯の周り等、時々で結構ですのでお手入れをして永く快適にミシンをご使用いただければと思います。

それでは、また。

ミシンの修理はこちらまで!

2014/09/01

ミシンが動かなくなる

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

本日はミシン修理の症状のご紹介です。

今回お預かりしたミシンの症状は、「ミシンのはずみ車が動かない」です。




一言にはずみ車が動かないといっても原因は様々で、
釜の中に糸くずなどが引っ掛かっていても動かなくなる場合があります。
そういったケースはお電話でのご案内でも症状が治るのですが。。。

今回は、お電話のお問い合わせだけでは原因が解らず、一度ミシンをお預かりすることとなりました。



届いた故障ミシンの背面カバーを開いてみると


はずみ車のところに。。。。



糸巻き込注意

何重にも巻きついた大量の糸が原因となり、はずみ車が回らなくなっていました。




軸に巻き込み


はずみ車の根本に糸が大量に巻きついていますね。

取り外します


これは手作業で切り取る以外方法がありません。

地道な作業ですが。。。ミシン内部は傷つけない様、慎重に取り外していきます。


取り出せました!



無事に取り外しが完了しました!




元通りです



はずみ車を元通り取り付けると
ミシンもスムーズに動きました。



「どうしてこんな所に糸が巻き込まれてしまったのか」
不思議ですね。でも原因は以外とシンプルでした。


ミシンが動いている時はずみ車も回転しています。

下糸巻きの時に目を逸らしたり、
糸かけの後、上糸がたるんだ状態のままで使用を続けると
何らかのはずみで糸がはずみ車の根元へひっかかり、はずみ車の回転に巻き込まれてしまう事があります。



ミシンの回転数は意外と速いものです。。。少しの間気付かずにミシンを動かしていると、
はずみ車の根本に糸が大量に巻きついてしまい、今回の様にミシンが動かなくなってしまいます。


でも、まさかこんなところに糸が巻き込んでしまったとは思わないですよね。

「原因がわからないけど、さっきまで動いてたのに、急にミシンが動かなくなってしまった。」

という状態になってしまいます。


ミシンは身近な存在ですが、機械です。使用中は目を逸らさない様にご使用ください
糸かけはしっかり確認した上でミシンを動かしてくださいね。

では、本日はここまで。

 ミシンの修理ならこちらまで!

2014/08/29

ミシンの故障≪錆≫

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。


何度か修理の内容をご紹介させていただいていますが、
お預かりする修理ミシンの中には、びっくりしてしまう症状のミシンも有ります。
今回のミシンは、少し変わった内容のご紹介です。



   修理の依頼内容は。。。




「飼い猫にオシッコかけられてしまいました。」です!


修理ミシンの箱を開けると、釜の中は錆びていました。

釜



針板


針板(はりいた)の部分も錆が浮かび上がっています。
ミシンは手で回しても全く動かない状態となっておりました。




修理士さんによると
「オシッコがかかってしまうと、すごい勢いで錆が広がりミシンは修理不可能になってしまう」との事です。



ミシン上部分にまで錆が広がってしまっています。


ミシン上部


残念ですが、ミシン内部に錆が広がっている状態では
修理は出来ません。
ミシンの中身を全て新しい部品に変える事になりますので、つまり修理ではなく新品に買い替えていただく事になります。

購入して間もないミシンでもこういったケースは起こりえますので、ペットを飼われている皆様、ミシンの保管にはご注意くださいませ。

実は、ミシンの油のニオイに反応して、猫がマーキングをしたがるそうです
作業途中に目を離した隙に。。。という場合も有りますので、席を立つ時もご注意ください。



ミシンにとって大敵の錆ですが、
屋外の倉庫・物置にミシンを収納されている場合にも発生しやすくなります
これは温度差によってミシン内部に水滴が付着するためです。

温度や湿度はミシンの保管にとって重要です。
保管場所にも気をつけていただくと、より快適にミシンをお使いいただけると思います。


※屋外物置には小動物や虫が侵入することがあり、ミシンの内部へ侵入するケースもありますので特に注意してください。




ミシンの修理はこちらへお問い合わせください

2014/08/27

ミシンの故障を防ぐ

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日は、ミシンの故障を防ぐトラブル対処法のご紹介です。

とは言いましても、とても基本的な内容ですので
既に実践されている方もとても多くおられると思いますが、
ミシンのトラブルでお電話を戴いた時に、この操作が出来ていないと
故障につながってしまうケースが多くありますので、
是非多くの方に知って頂きたい内容と思い書かせていただきます。



まず、ミシンを使用していると糸を噛み込んでしまったり
布を噛み込んでしまったり
トラブルが起きる事は、どなたにもあるかと思います。


しかし、トラブルの後の対処方法によって、
その後ミシンが故障につながってしまう場合があります。



1、無理やり絡んでいる糸や布を引っ張って外してしまう。

以前の修理のレポートにも掲載させていただきましたが、ミシンに糸が絡んでしまった場合無理な力を加えてしまうと、糸に引っ張られてミシンの部品がずれてしまいます。
ミシンは繊細な機械です。針が僅かに歪んでいても縫い目に影響が出ます。
無理な力を加えて部品がずれてしまうと、縫い目が出なくなってしまう場合も有ります。
でも、大丈夫です!絡んだ糸や布は落ち着いて解いていくと簡単に取り外す事が出来ます。先ずは目に見えている糸を切って取り外し、それでも外れない場合は釜の部品等を順番に取り外してみましょう。
取り外し方で解らない事がありましたらお気軽にサポートダイヤルへお問い合わせくださいませ。



2、何度も同じトラブルを繰り返してしまう。

ミシンのトラブルには必ず原因があります!
ですが、原因が解らないまま縫い始めてしまい、また糸が絡まり、布を外し、縫うとまた糸が絡まり。。。という無限ループを繰り返してしまう場合があります。
何度も糸絡みを繰り返してしまうと、ミシンの部品は針が当たって深く傷付いてしまう事も有ります。

そこで、今回一番お願いしたい事が
【ミシンの調子が戻るまでは電源は入れない】
ということです。

トラブルの原因が解らないまま電気の力で縫ってしまうと、
ミシンは急には止まれません
絡まった糸に引っ張られて針が釜に当たり、傷がついたり針が折れてしまったり、とミシンにとってダメージがとても大きいです。

縫われているご自身も、何度もガチャガチャと糸が絡まってしまうと
ミシンを触るのが怖くなってきてしまうかと思います。



でも、縫わないとミシンの調子も解らないですよね?



そうです、この様な時は一度ミシンの電源を切り、布と糸をセットした後は
右手の【はずみ車】(手回しで針を上下させるハンドル)で縫ってみてください。



手でゆっくり回しながら落ち着いて縫う事が出来ます。

もちろん、糸が絡むと【はずみ車】が重く回りにくくなります。
手で回す感覚で状態が解りますので、針が折れてしまう事は無くなりますね。


糸絡み等の原因は様々に分かれます。


糸調子・糸掛け・針の曲がり・釜の傷・糸くずや綿ホコリ等など、、、確認するところがたくさん有ります。


手回しで縫い、糸が絡まなくなるまで原因をじっくり探してあげてください。


そして布の表裏の縫い目が綺麗に出るようになった状態で、電源を入れて縫ってください。


ご自身で上手く原因が解らない時は、是非サポートダイヤルへお問い合わせください。お電話でも原因が解ると、トラブルが嘘のようにスイスイ縫えるようになるケースがたくさんあります。


トラブルをミシンの故障につなげない為にも、先ずは落ち着いてからの操作をお願いします。




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