電気モーターを使用したミシンには次のような種類があります。
- 電動ミシン(手元スイッチ式)
- 電動ミシン(フットコントローラー式)
- 電子速度制御ミシン(手元スイッチ式)
- 電子速度制御ミシン(2Way)
- 電子ミシン(手元スイッチ式)
- 電子ミシン(2Way)
ミシン業界では、
- 針上停止装置(ミシンを止めた時に針が必ず上に上がった状態で止まる)
- スロースタート(縫い始めの2~3針、設定スピードにかかわらずゆっくり動く)
- 電子速度制御(スピード調節無段階。また低速でも縫う力が落ちない)
上記3つを備えたものを「電子ミシン」と呼び、縫い速度のみを電子制御するものを特に「電子速度制御ミシン」と呼ぶ様に分類されます。
電動タイプのミシンとは平たく言えば、家庭用の交流100V電源から直接モーターに電力を供給する方式です。ですから、モーターはユニバーサルタイプ(交直両用)の整流子モーターを使用します。
これに対して電子タイプのミシンは、電子基板を用いてモーターの回転数を制御します。モーターは回転の制御がしやすい、直流専用整流子モーターが使用されます。また、モーターに掛かる負荷に応じて電子基板がモーターへの電流値をコントロールしますから ゆっくりとしたスピードでも充分な貫布力が得られます。
次に縫いスピードのコントロールの方法ですが、手元スイッチ式の電動ミシンの場合は低速と高速の2段階式が一般的です。手元スイッチ式の電子ミシンでは低速から高速まで、無段階に縫い速度を調節できます。
次にフットコントロール式の電動ミシンでは、一見、フットコントローラーによる無段階の速度制御に思えますが、負荷に応じた電流値の制御を行う電子ミシンとは違い、電動ミシンでは、ただ踏み込んだ分だけの電流値をモーターにかけるだけなので、縫い始めや厚地を縫う時などには速度を上げて勢いをつけなければならず、ゆっくりとした速度で縫う事ができない場合が多くなります。また、コントローラーの踏み込み量に対する速度の変化が電動タイプでは急激におこりますが、電子速度制御では踏み込んだ量に応じて速度が変化します。
つまり、電子ミシンなら厚地の布もゆっくりと縫う事ができ、キメ細かなスピードコントロールが可能になります。






