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アックスヤマザキ通信

アンティークミシンの注油方法

こんにちは。
ミシンメーカーのアックスヤマザキです。

毎日暑い日が続いていますね。

さてさて、以前アンティークミシンの注油箇所をお問い合わせ頂きましたので
この場を借りてご案内させていただきます。

【ブルーバード アンティークミシン(現行機種とは若干異なります)】

電動タイプも手回しタイプも注油箇所は同じですのでミシンをお持ちの方は参考にしてみてください。

初めに注意事項です
注油する時は必ずミシン用の油でご利用ください故障の原因となりますのでミシン油以外は差さないでください!
付属のミシン用油が無くなった場合はお近くのミシン店や手芸店または当社にてお求めください。
油は各1滴程度で十分です。差しすぎると布や糸に油が付く原因になってしまいます。

まずはミシンの後ろ側についている側板のねじを緩めて。。。

側板を回して開きます。

はずみ車を回して針が一番上に上がった状態にします。

側板の中の部品が回転して真下に来ている事を確認してください。

ミシン上部はずみ車側にある、赤色の矢印↓の穴3か所に差します。

(青色の穴は糸立棒を立てる穴です)

ミシン針側の上部にある穴3か所にも差します。

次に、釜の中へ差します。
↑の写真はミシンの左横から見た状態です。

ボビンケースを取り出してから釜の左右のストッパーを開き、中釜フタ、中釜を外します。
部品の取り付け取り外しは、前回の記事「アンティークミシンの釜のはめ方」を参照してください。

注油は中釜が入っていた位置に↓へ1滴差します。

次にミシン底面です。
木製カバーから開くときに手を挟まないように注意して行ってください。

ミシン下軸の赤い矢印2か所をメインに、
余裕があればオレンジにも差して下さい

まず赤い矢印の左側、釜の方ですね。
こちらは穴の中へ差します。

赤い矢印の右側です。
こちらも穴の中へ差して下さい。

オレンジの矢印の左側です。
一番手前にある軸のところですね。
部品の隙間に差して下さい。

オレンジの右手前側です。
丸く2つ繋がった部品の隙間に差して下さい。

右奥のオレンジの矢印です。
こちらも2つの部品の隙間に差します。

最後に青い矢印です。
この部品は針が上にあがっている状態ですと奥に隠れていますので、
はずみ車を手前に回して部品をさげてから隙間に差して下さい。

説明書と若干手順が異なりますがご参考にして頂ければと思います。

その他にも気になるところがありましたら、
はずみ車を動かしたときに部品が動く関節の所へ差して頂ければ大丈夫です。
ただし、油の差しすぎには気を付けてください。
また、アンティークミシンは昔ながらの構造の為油をさして頂く箇所はたくさんありますが、
一般的な電子ミシン等は内部に電子部品が入っておりますので説明書の指定の箇所以外には刺さないようにしてください。

ではでは、お手入れしながら楽しんでミシンを使ってくださいね

それではまた、さようなら