こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキです。
本日は、久しぶりに修理工房よりレポートです。
こちら、修理で届いたミシンに入っていたボビンケースですが。。。
赤丸で囲んだ部分が糸調子をとっているバネの部分です。
よく見ると先端に白い綿ぼこりが噛みこんでいます。
角度を変えてもう一枚。
見えにくいですが、解りますでしょうか?
針先をつかってホコリを取り除いております。
取り出せました!
小さな綿ぼこりですがボビンケースに挟まっていると、糸にバネの力がかからず、糸調子がとれなくなってしまいます。
もちろん糸調子がとれない状態ではきちんと縫う事は出来なくなってしまいますのでご注意ください。
ここで疑問点が。。。
どうして、こんなところにホコリが挟まっているんでしょうか?
修理担当の技術者に聞いてみました。
長時間使用すると、摩擦で糸から綿ぼこりが出てくる事があります。
それが、丁度バネの部分に引っ掛かってしまっていたんですね。
糸の状態によっても変わりますが、特にロウ引きの糸や古くなった絹糸等は毛羽立ちやすいので、ときどきはボビンケースもホコリが溜まっていないか確認してください。
という事です。
なるほど。勉強になりましたね。
過去の記事にもミシンのお手入れ方法を紹介しております。
普段たくさん使用されている方も、めったに使用はされない方も
時々はミシンのお手入れしてみてくださいね。
それではまた。