こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの浅井です。
今回は「ミシンの針ってとても重要な部品なんです」というお話です。
このブログでも何度か針についてはお話させて戴いてるのですが、
皆さん
【ミシン針】ってあまり交換されないんですね。。。(・・;)
お電話などで故障のお問合せをいただくと、不調の原因が針にあったりする場合があります。
修理で戻ってきたミシンの針を正しくセットするとそれだけでスイスイ縫えてしまう事も多々あります。
そこで今回は、「こんな時は針を変えましょう!」というポイントをお伝えさせていただきます。
先ず、心得として【針は見た目で判断できません】
ほんの僅かな差で縫い目が変わるので、ミシンを使い慣れた方だとしても見た目にはほとんど解りません。
市販されいている針の号数(#11,14,16etc)や酒類はいろいろありますが、ぱっと見ただけでは見分けはつかないです。
色分けされていなかったら、普通針もニット用針もほぼ見分けが付かないですね。
それでも針の種類によって縫い目って変わってしまうのです、縫い目に与える針の影響はとっても大きいのですね。
つまり、針が僅かに傷んでいたとしても見た目ではほとんど判断ができないのです。
何かの症状がある時はまずは針を新しく交換することをお勧めします。
【主な症状や原因は】
○綺麗に縫い目がそろわない・・・針先がつぶれていたり、針が汚れていたり、錆びていたり等
○縫い目が飛ぶ・・・針先が曲がっていたり歪んでいたりする事があります
また、新しい針を使用している場合でも、針がしっかり奥まで入っていない場合や
取り付ける際に表裏が逆になっていたりする場合も有ります。
針を取り付ける向きはミシンによって異なりますので、昔のミシンの癖で
ついつい間違った向きに針をセットされている場合も有ります。
念のため説明書で針の取付方向をしっかりと確認をお願いします。
また、「家庭用のミシン針(平らな面がある)」と「職業用のミシン針(丸くなっている)」は種類が異なります。
間違って取り付けると縫えなくなってしまいますので、必ずミシンに合った針をご使用ください。
そして、針の取り付けは専用の針板ドライバーでしっかりと締めてください。
手で締めてしまうと、しっかり固定できておらず使用途中で針が抜けてきたりする事もあり危険です。
ミシンにセットさてれいるので、ついついミシンの一部だと思われがちですが、
【針は消耗部品】です。
不調の際はまず針交換をして試してみてくださいね。