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アックスヤマザキ通信

ミシンの大掃除【1】釜のお手入れ

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今年もいよいよ終わりに近づいて参りました。
年末と言えば、大掃除です!

というわけで、本日のお題はミシンの大掃除です。

アックスヤマザキ通信を普段ご覧頂いている方ですと、何度となく釜のお手入れを取り上げてきましたので
もう知ってるわよ~という内容も出てくるかとは思いますが、

今日はいつもよりも少し、念入りにしっかりお掃除をしていきたいと思います。
普段のお手入れと使い分けていただいたり、
普段お手入れされていない方は是非!この機会に取り組んでみてください。

釜の分解方法や簡単なお手入れ方法は
過去に何度か記載がありますのでそちらも参考にしてみてください!

では、今回は修理でお預かりしたミシンを少しお借りして、
大掃除していきたいと思います。

ミシンは垂直半回転の縦釜タイプです。
釜の中を開いてみると。。。たくさんのホコリが!

そこで、普段は布やお掃除用のブラシを使っていただくのですが

今回はこの【マイナスドライバー】を使用します。

お電話で、「マイナスドライバーで擦るようにお掃除をしてください。」

とお伝えすると

「え?ブラシじゃないんですか?ドライバーだとミシンに傷が付きませんか???」

という反応を戴く事が時々あるのですが、

大丈夫です!

普段の簡単なお手入れや、綺麗にお使いいただいているミシンですと
布やブラシでホコリをとるだけで十分なのですが、
汚れがこびりついている場合、永くお手入れをされていないミシン等ですと
布やブラシでは汚れが取りきれません。

マイナスドライバーで擦って戴くと、意外にもホコリがたくさん取れます!

また、目に見えない汚れがくっついているだけでも糸通りが悪くなり糸調子に影響が出てきます。
針の先が欠けて、釜の中にくっついていたりする場合も有ります。
普段釜の中を綺麗にお手入れしていただいている方も、この方法でより糸通りが良くなりますので
この機会に一度マイナスドライバーでしっかり汚れを擦り落としておいてください。

そして、次に使っていただくのが【つまようじ】です。

先ほど【マイナスドライバー】を使ってお手入れしていただいた、
奥の角になっている所へ、綿ホコリや糸くず、油等がこびりついています。

こちらも角から汚れを掻きだす様に、念入りにお掃除をしてみてください。

最後に乾いた布などでぐるりと釜の中を拭き取ります。

ずいぶんと綺麗になりましたね。

釜の中は上糸が通りぬける所です。
ホコリや糸くず、ゴミ等がたまってしまうと糸調子が悪くなるばかりでなく、
絡まって縫えなくなってしまうトラブルの原因にもつながります。

是非、この機会にミシンの大掃除に取り組んでみてください。

さて、釜の中は綺麗になりましたが、お手入れはまだまだ続きます。
続きはまた次回に。