こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。
今年もついに、厳しい寒さの日々がやってきました。
実は、ミシンにとって寒いところは良い環境ではありません。
ご存知でしたでしょうか?
機械に寒いも何も・・・と思われるかもしれませんが、
ミシンの中には動きを良くする為に油、グリスが使われています。
油は寒くなると硬くなりますよね。
つまり、寒いとミシンの動きも悪くなってしまいます。
寒い日に、押入れからミシンを取り出し動かしてみると「なんだか音が大きくなってる?」
と感じられるかもしれません。
ミシンの中のグリスが硬くなり、ミシンの動きも悪くなってしまっている状態です。
寒い日は、ミシンを少し暖かい部屋に出していただき、室温になじんでから動かしていただくと
比較的スムーズに動きやすいかと思います。
また、ミシンには湿気が大敵です。
急に暖かい部屋に出すと、温度差でミシン内にわずかに水滴が出来てしまう場合も有ります。
水滴が付着していると、糸調子を取る為の「糸調子皿」が開かなくなってしまう事も有ります。
久々にミシンを取り出し、糸をかけて縫うと、絡まってしまった!
という症状にもつながりますので、
上糸をかける時は、いつもよりしっかりとミシンの奥に糸が入るように、キュッと糸をかけてあげてください。
それでは、また。