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アックスヤマザキ通信

糸が絡まってしまった時の対応

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日のワンポイントは、糸や布が噛みこんでしまった時の対処方法です。

ニット布や薄い裏地など、縫い始めに針の穴に糸が布ごとカマ部分に噛み込み、布を取り出すことができなくなってしまったことはありませんか?

こんなときははずみ車を回しても、針が上がらず糸だけを切ることもできなくなってしまいます。

結局、布にはさみやカッターで穴を開けてしまうことになることもあると思います。
このようにならないように、針が薄い布を針穴に押し込んでしまうことの無いようにするコツがあります。

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縫い始める前に上下糸をそろえて押えの後ろ側に糸をつまんで引き出せる長さ(10cm程)にしておきます。
縫い始める布を針下に置き、押えを下し、針を刺します。
押えの後ろ側の引き出しておいた上下糸を引っ張りながら縫い始めます。

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このように、布を引っ張るのではなく、「糸」を引っ張ると、
針が曲がったり引っ張りすぎて布が伸びたりするのを防ぐことができます。
一度試してみてください。

もしも、絡んでしまったときは・・・・・・・・ハズミ車を回しても針が上がらないときにはボビンケースの周りに絡んでいる糸を切ってください。
ほとんどはこれで外れます。
※絶対に無理やりはずみ車を回そうとはしないでください(故障につながります)

もし、ボビンケースの周りの糸を切っても外れない場合は・・・・・

押えを上げます。
針止めネジをゆるめます。
ハズミ車を少しずつ逆回転・正回転へと繰り返し回すと絡んでいる糸がゆるんできます。
絶対に無理には回さないでください。
ゆるんできたら布を少し持ち上げながらハサミを布と針板の隙間に差し込み糸を切ります。

また、針穴に布が食い込んでしまっている場合には、
布と針板の隙間でハサミを入れると布に穴があいてしまうため、布を持ち上げながら針板のネジを外し、針と布・針板をまとめてミシンからはずし、針板の裏側の糸を切ると布が外れます。
このときに針が付いているのでけがをしないように気を付けてください。

糸絡み等は落ち着いて、ひとつずつ外していく事が大切です。

あせらずにゆっくり作業してくださいね。

ご自身で解決できない時は、お気軽にフリーダイヤルまでお問い合わせください。

それではまた。

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