こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。
何度か修理の内容をご紹介させていただいていますが、
お預かりする修理ミシンの中には、びっくりしてしまう症状のミシンも有ります。
今回のミシンは、少し変わった内容のご紹介です。
修理の依頼内容は。。。
「飼い猫にオシッコかけられてしまいました。」です!
修理ミシンの箱を開けると、釜の中は錆びていました。
針板(はりいた)の部分も錆が浮かび上がっています。
ミシンは手で回しても全く動かない状態となっておりました。
修理士さんによると
「オシッコがかかってしまうと、すごい勢いで錆が広がりミシンは修理不可能になってしまう」との事です。
ミシン上部分にまで錆が広がってしまっています。
残念ですが、ミシン内部に錆が広がっている状態では
修理は出来ません。
ミシンの中身を全て新しい部品に変える事になりますので、つまり修理ではなく新品に買い替えていただく事になります。
購入して間もないミシンでもこういったケースは起こりえますので、ペットを飼われている皆様、ミシンの保管にはご注意くださいませ。
実は、ミシンの油のニオイに反応して、猫がマーキングをしたがるそうです
作業途中に目を離した隙に。。。という場合も有りますので、席を立つ時もご注意ください。
ミシンにとって大敵の錆ですが、
屋外の倉庫・物置にミシンを収納されている場合にも発生しやすくなります。
これは温度差によってミシン内部に水滴が付着するためです。
温度や湿度はミシンの保管にとって重要です。
保管場所にも気をつけていただくと、より快適にミシンをお使いいただけると思います。
※屋外物置には小動物や虫が侵入することがあり、ミシンの内部へ侵入するケースもありますので特に注意してください。