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アックスヤマザキ通信

薄地の縫い方

こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。
夏になると、皆様薄い生地で作品を作られる事も多いかと思います。
薄地では、噛み込み、糸ツレ、糸からみなどのトラブルに悩まされるケースも有りますので、本日のテーマは

【薄地の縫い方】 です。
今回は写真もあわせてご紹介させていただきます。

薄地と一言にいっても。。。

・オーガンジー
・薄地コットン
・ガーゼ
・薄地ジョーゼット
・ボイル
・タフタ
・オーガンジー
・絹布

など色々な種類があります。

さて、問題の薄地をそのまま縫ってみますと。

ご覧のとおり、糸に引っ張られて生地が”よれて”しまっています。

縫い終わってみましたが。。。生地が糸に負けてしまっていますね。

縫い目もガタガタとして汚いですね。

さて、この問題をどのように解消するかといいますと。。。

布地の下に『紙』を一枚敷きます。
紙は手芸品店などで販売されている『ハトロン紙』という型紙トレース用紙や
トレーシングペーパーなどの少し張りのある紙を仕様してください。

※今回は見やすいようにメモ用紙を使用していますが、糸調子上おススメできません。

では、セットした紙と一緒に縫っていきます。

縫い目が綺麗なまま、縫い進んでいるのが解りますでしょうか?

縫い終わったらミシン目に添って、裏紙を破り捨てます。

糸ツレもなく縫い目も綺麗に仕上がっています。

左が紙を敷いて縫ったもの。
右がそのまま縫ったものです。

こうやって横に並べてみると仕上がりの違いがよくわかりますね。

薄地で上手く縫えない時は是非この方法を試してみてください。

もちろん、薄地の場合は生地に合わせて針と糸を細い物へ交換をお願いします。

夏もソーイングを満喫戴ければ幸いです。
それでは、また。