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アックスヤマザキ通信

ロックミシンの糸切れ

今日の「ちょっとアドバイス」は、
ロックミシンについて

ロックミシンは2~5本糸ロックまで様々な種類があります。
2本糸ロックは縫い始め、縫い終わりの糸を止めておかないとほどけてしまいます。
途中で糸が切れた場合も同様です。

3本糸以上のロック縫いの場合は地縫いが入るので2本糸とは違って、ほどけにくい縫いかたです。
一般的にロックミシンは布端がほつれないように縁カガリ専用のミシンですが、
飾りにも使われることがあります。

このようなミシンも糸が切れたり、絡んだりすることがあります。
糸が切れた時は、説明書にも記載されていますがロックミシンでは「どの糸からかけるか」順番があり、この糸かけの順番が非常に重要です。

通常は下ルーパー糸、上ルーパー糸、針糸の順にかけます。
この順序を守らなければ、下ルーパーの糸がすぐに切れてしまいます。

理由は、
針糸が通っている状態だと、針穴に通っている糸が押えの下にまっすぐ
伸びていれば問題ないが、下ルーパーの下をくぐっていることがほとんどです。
そのため、下ルーパーにかけた糸は針糸と交差する形になってしまうからです。

ですから、ロックミシンを使用していて、途中で糸が切れたり絡んだり
したときは、針糸は切れていないからといってルーパー糸だけを通すと、
縫えなくなり、すぐに絡んでしまい、切れてしまいます。

必ず、針糸を抜き取り、ルーパー糸を通してから改めて、針糸を通し直してください。
故障ではありません。

これを、糸をきちんとかけなさずに何回も操作を繰り返しているうちに針が折れ、針板に傷がついたり、ルーパーの手前にある、針受けが変形したりして
完全な故障になってしまいます。
ロックミシンの糸掛けは複雑なこともあり、糸を外すのをためらわれる方もおられるかとは思いますが、まずは、針糸をはずしてひとつずつ確認しながら糸をかけ直してください。

もしどうしても縫えない場合は
一度サービスセンターまでお問い合わせくださいませ。

→ミシンの修理はこちらまで!