こんにちは、ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。
よくミシンのお問い合わせのお電話で頂くご質問の中に
「このミシンはニット生地は縫えますか?」
「デニムも縫えますか?」
というご質問があります。
ミシンはニットもデニムも縫える様になっています。
ただ、縫えると一言で言っても素材に合わせた縫い方の工夫が必要ですので
今日は生地に合わせるミシンのセッティングについてのお話です。
少しおさらいにはなりますが、
先日針の種類についてご紹介させていただきました。
ニット生地の場合はニット用の針、デニム生地の場合は厚地用またはデニム用の針がありますね。
針をかえていただく他、
ニット生地の場合は糸もニット様に変えていただく事や、
生地が伸びてしまい送りにくい場合は、押さえを変えるなどの工夫も必要です。
デニムは縫えるといってもミシンで貫通できる硬さに限度がありますので、
手ではずみ車を回して、針が生地に刺さる事を確認してください。
また、厚地の場合は薄地と比べて生地の中を糸が通る時の抵抗が強くなります。
上糸の調子も少し強めに設定してあげて下さい。
ニットもデニムも縫えるミシンだからといって、そのまま生地をあてて縫ってしまうと。
綺麗に仕上らない場合もあります。
縫いにくい生地の場合は糸が絡まったり、布が送れず噛み込んでしまったり
という状態へつながってしまうこともあります。
ミシンはあくまでも道具ですので、使う目的に合わせて上手にセッティングを変えてあげてくださいね。