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アックスヤマザキ通信

ミシン針の種類について

  • 2014年7月8日
  • 2021年9月30日
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こんにちは。
ミシンメーカーアックスヤマザキの櫃本です。

今日は、ミシン針の種類についてお話します。
ミシンは針・糸・布の種類によって縫い目を作っていきますので、
縫っていただく物によって針を換えていただくことも大切です。

家庭用ミシン針には、「HA×1 #11」のように表記されています。

HA×1は名前になり、その後に「#11」と表記されていますがこの数字は、
「針の番手」つまり針の太さを表しています。

針の太さは#9~#16まであり、針の番手が小さいほど薄地向きで、大きいほど厚地向きになります。

●#9~#11・・・薄地用(薄地ジョーゼット、ボイル、タフタ、オーガンジー、絹糸など)
●#11~#14・・・普通地用(さらさ木綿、薄地コーデュロイ、ギンガム、一般服地など)
●#16・・・・・厚地用(デニム、タオル、キルティング、コーデュロイなど)

番手の他に「HA×1」のあとに例えば「DE」というように、アルファベットが書かれているものがあります。
これは特殊素材専用針であることを指していて、その種類にもいくつかあります。

●HA×1 QU
キルト地用の針・・・穴先はシャープになっていてエグリは目飛びがしにくい形状になっています。

●HA×1 LL
レザー専用針・・・皮革(天然皮革・合成皮革)用針、針先がナイフのようになっています。

●HA×1 SP
ニット用専用針・・・ニットやトリコットなどの伸縮性の高い生地用の針、針先が丸くなっていますので、地糸切れの心配がありません。

●HA×1 EB
刺繍用針・・・全方向に縫製する刺繍を安定しておこなえるように目飛び、糸切れがしにくい形状になっています。針穴が大きく、太い糸を使用しても縫い目がきれいに仕上がります。

●HA×1 GT
極薄生地用針・・・ジョーゼット、オーガンジーなどの薄物用針、細い幹に大きな針穴があけており糸引きや縫いじわりができにくい針形状になっています。

●HA×1 DE
デニム、ジーンズ用針・・・厚地のデニムやレインコート地など厚手の生地用針、穴先がスリム形状になっていますので、生地を切らずにスムーズに針が通ります。

肉眼で見ただけではほとんど差が無いようにも感じられますが、とても多くの種類に分かれていますね。
針選びは、糸と同様にきれいな縫い目を得るためにとても重要です。

快適なソーイングライフの参考にしていただければと思います。
それではまた。

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