こんにちは
ミシンメーカーアックスヤマザキの浅井です。
毎日暑い日が続いてますね。
暑さに負けないようしっかり体力をつけて乗越えましょう!
さてさて、本日は久しぶりの更新です。
修理に帰ってくるミシンの中で
「糸の調子が合わない」という症状のミシンに以外と多い共通点があります!
ボビンケースの側面にあるマイナスネジ(糸調節ネジ)を外すと、
押えられていた鉄板(バネ)が外れるのですが。
そのバネの下には。。。。
そう!糸調子が合わない原因は切れてしまった糸くずの残骸なのでした!
ピンセットで取り除くと、こんなにたくさん!
ボビンケースの側面、糸の出口の所は鉄板がバネの役割をして、
ネジの締め方により糸を抑える力が変わります。
この部分で下糸の調子をとっているのですが。。。
こんなにゴミが溜まっていたら、糸調子も効きません!
なぜ、このように糸くずが残ってしまうかというと
1.糸をかけたまま放置すると気温・湿度の変化でボビンケースと糸の接触している部分が錆びてしまう。
2.糸が切れやすくなり、切れた糸が写真のようにボビンケースのバネ下に残ってしまう。
これを回避するためには
「使った後、糸を外して置く」ことです。(※もちろん水平釡でも同じことが言えます。)
ただし、糸調子がきかなくなった状態でネジを外してしまうと、お客様では元に戻せなくなる可能性がありますので、
ボビンケースを新たに購入していただく事をお勧めします。
ボビンケースが錆びる症状は絹糸や木綿糸で特に多いです。
ろう引き糸などは放置しているとボビンケースが再起不能になるので使った糸は外しておきましょう!
それでは、また。